減感作療法とは、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させる治療法で、下記のような特徴があります。
◆アレルギー症状を軽減したり、長期にわたり症状をおさえる可能性のある治療法です。
◆治療前に、症状がアレルゲンによるものかの確定診断が必要です。
◆治療は長期間(3~5年)かかります。
◆すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。
特に舌下減感作療法は、患者さんが自宅で毎日服薬を続ける治療であるため、起こりうる副作用や その際の対応も含め、患者さんご自身の治療法に関する十分なご理解が重要になります。